技術情報Technology
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ダイヤフラム弁S-K704、705シリーズ
ダイヤフラム弁の概要
調節部の信号によって、外部動力で動く駆動部を用いて、各種本体部(グローブ弁、三方弁)の流体制御を行うバルブになります。
駆動部は空気圧で作動するダイヤフラム式となります。
流量特性には、イコールパーセンテージ・リニア・ON−OFF特性があります。
ダイヤフラム弁の作動原理
例としてS-K704S-DXM型の作動原理を以下に説明します。
1)ダイヤフラム上部に操作空気が導入されるとダイヤフラム有効面積に下方向の力が働きます。
2)この力とスプリング取付荷重が同等になるまでスプリングは縮み、ロッド、ステムを介して弁体が降下し、流量を増加させます。
3)操作空気圧力が減少するとダイヤフラム有効面積に働く力が弱くなる為、その力と同等になるまでスプリングは伸び、弁体が上昇し、流量を減少させます。
ダイヤフラム弁の使用例
圧力制御例
下図は調節弁と圧力調節計との組合わせによる一次圧力制御の一例です。
なお、調節計の検出を調節弁の出口側から検出しますと、二次側圧力制御(減圧)も可能です。
[例]
蒸気ライン一次圧力制御用
雑用空気二次圧力制御用
ポンプ出口圧力制御用
温度制御例
下図は調節弁と温度調節計との組合わせによる簡単な温度制御の一例です。
[例]
主機燃料油温度制御用
清浄機潤滑油温度制御用
燃料油澄タンク温度制御用
液面制御例
下図はタンク内水位の変動を調節計にて検出して出力を調節弁に発信し、液面を一定に保持させる一例です。
[例]
カスケードタンク液面制御用
カーゴオイルポンプコンデンサー液面制御用