温度調整弁S-KFシリーズ

温度調整弁の概要

空気圧、水圧、油圧、電気等の補助の動力を一切必要としない自力式の自動温度調整弁で、温度検出部に挿入する感熱筒内の封入液の蒸発圧によって作動するバルブになります。
封入液の蒸発圧が弁頂部のベローズ内に伝えられてベローズの伸縮となり、これによって直接インナーバルブを動かす直動式の自動調整弁になります。

温度調整弁の作動原理

例としてS-KFR32型の作動原理を以下に説明します。

1)温度検出部の温度が上昇すると感熱筒内部の封入液の蒸発圧が上昇します。

2)この力がベローズに伝達され、ベローズが伸び、スピンドル、ステムを介して弁体が降下し、流量を減少させます。

3)温度検出部の温度が下降すると蒸発圧は下降し、ベローズが縮み、スプリングの力によってスピンドル、ステムを介して弁体が上昇し、流量を増加させます。

温度調整弁の取付例

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